知ってトクする情報広場

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施工の工程

外壁塗装には「下塗り」「中塗り」「上塗り」という3つの工程があり、それぞれに明確な目的と役割があります。順番を間違えたり、手を抜くと仕上がりや耐久性が落ちてしまいます。

下塗り

外壁塗装・下塗り

目的

  • 下地(外壁材)と塗料の密着性を高める
  • 外壁の吸い込みを防ぎ、色むらを防止
  • ひび割れや小さな凸凹の補修
  • 旧塗膜や素材を保護するバリアの役割

目的

  • 塗りが不十分だと、中塗り・上塗りが剥がれやすくなる
  • 外壁の素材や劣化状態に合わせた下塗り材選びが重要

料理に例えると … お皿に油を引いて食材がこびりつかないようにしたり、下味をつけて味がなじむ準備をする段階

中塗り

外壁塗装・中塗り

目的

  • 塗膜の厚みを確保し、耐久性・防水性を向上
  • 上塗りの色や仕上がりを均一にする
  • 下塗りで整えた面に、本来の塗料性能を発揮させる準備

目的

  • 均一な塗膜厚が大事
  • ムラなく塗るため、ローラーやスプレーの塗り方に技術が必要

料理に例えると … メインの具材を加えて炒める・煮る、料理のボリュームや味のベースを作る段階

上塗り

外壁塗装・上塗り

目的

  • 見た目の美しさを整える(色・艶・質感)
  • 塗料の性能(防水性・防汚性・耐候性・遮熱性など)を発揮させる
  • 紫外線や雨風から外壁を長期間保護する

目的

  • 塗りムラ・タレを防ぎ、美しい仕上がりにする
  • 塗料の性能を最大限引き出すため、乾燥時間や気温条件を守る

料理に例えると … 盛り付け・ソースやトッピングを加えて見た目をきれいに整え、味を引き立てる段階

板金塗装と外壁塗装の違いは?

外壁の塗装を検討される際に「板金塗装とどう違うの?」というご質問をいただくことがあります。
名前は似ていますが、対象や目的が大きく異なります。

板金塗装とは

屋根や外壁に使われている金属部分に行うメンテナンスのことです。錆を落としたり、ゆがみや浮きを直したりしてから塗装をやり直すことで、家を雨や風から守り、きれいな見た目を長く保つことができます。
また、外壁塗装や屋根塗装と一緒に行えば、同じ足場を使えるため費用を抑えられるのも大きなメリットです。定期的に板金塗装をしておくことで、雨漏りや腐食を防ぎ、建物をより長持ちさせることにつながります。

外壁塗装とは

外壁塗装

外壁塗装は、建物の外壁や屋根といった広い面積を対象にした工事です。紫外線や雨風から建物を守り、美観を整えることで家を長持ちさせる大切な役割を担っています。

カケルペイントのサービス内容

カケルペイントはあくまで「ペンキ屋さん」= もともとあるものにペンキを塗って仕上げる専門会社です。そのため基本的な外壁や屋根全体の塗り替える施工を行っております。

部分的な工事について

お客様から「一部だけ直してほしい」というご相談をいただくこともあります。
カケルペイントでは、軒天交換や屋根の棟押え・破風板金巻き、樋交換などの部分的な工事にも対応しております。
これらは通常の外壁塗装とは異なるため、別途費用がかかる場合がございます。
現地調査の際に部分補修や工事が必要な場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

軒天交換

屋根の棟押え、破風板金巻き及び樋交換

板金工事

良い業者の選び方

外壁塗装を長持ちさせ、失敗のないリフォームにするためには「どの業者に依頼するか」がとても大切です。ここでは、業者を選ぶ際に知っておきたいポイントを分かりやすくご紹介します。

価格の違いは職人さんの違い

外壁塗装の価格に差が出る大きな理由は「職人さんの技術力と経験」です。熟練した職人が丁寧に施工すれば、仕上がりの美しさはもちろん、塗装の耐久性も大きく変わってきます。
一見安い見積もりでも、経験の浅い職人が作業する場合は数年で不具合が出ることも。たとえハウスメーカーや大手会社であっても、実際に施工する職人の質が悪ければ満足のいく仕上がりにはなりません。
価格だけで判断せず、施工事例や職人の経験を確認してから依頼することをおすすめします。

塗装工事代は人件費が多い

外壁塗装の費用の中で最も大きな割合を占めるのは「人件費」です。全体の6〜7割ほどが人件費といわれています。塗装工事は機械ではできず、職人が一つひとつ丁寧に作業を行うため、それだけ人の技術に依存しています。
特に下地処理は目に見えない部分ですが、この作業をしっかり行うかどうかで塗装の寿命が大きく変わります。きちんと人件費をかけて丁寧に施工する業者を選ぶことが、長持ちする塗装につながります。

材料費は2割程度

塗装工事費用のうち、塗料代は全体の約2割ほどです。割合としては少なく見えますが、選ぶ塗料によって耐久性やメンテナンスの周期が大きく変わります。
たとえば、アクリル塗料は5〜6年、シリコン塗料なら8〜10年、フッ素塗料なら12〜15年と寿命に差があります。初期費用が多少高くても、長持ちする塗料を選べば結果的に塗り替え回数を減らせて、長期的にはお得になります。

まとめ

外壁塗装の成功は「どの業者を選ぶか」に大きく左右されます。

価格だけではなく、職人さんの技術力・施工の丁寧さ・塗料の品質をしっかり確認することが大切です。

安さだけで判断するのではなく、安心して長く住まいを守れる施工をしてくれるかどうかが、本当に良い業者を見極めるポイントです。